美容皮膚科

皮膚科・美容皮膚科

美容皮膚科

当院は美容皮膚科を主目的とした医療機関ではありませんが、「皮膚の問題すべてに対応する」一環として美容皮膚科診療をおこなっています。

国内に導入されている美容皮膚科的治療手段をほぼすべて経験した上で、それらの中から厳選した治療手段をご用意し、高いレベルの美容皮膚科診療をおこなっております。

症状別 治療内容のご案内

シミ

ポイントは、シミの深さ
加齢とともに生じるシミの多くは表皮(浅いところ)に存在します。過剰なメラニン色素が表皮にあれば、レーザーよりも軽いIPL(フォト)治療や塗り薬で、多くは治療が可能です。一方、青っぽいあざ(蒙古斑・太田母斑)や入れ墨など、色素が真皮(深いところ)に存在する場合はレーザー治療が必要です。
日光黒子(老人性色素斑)

最もよく見られるシミであり、加齢とともに生じる円形のシミです。まずIPL(フォト)治療をおこないます。これは、シミだけでなく赤ら顔、たるみの改善効果のある強力な光を顔全体に照射する治療で、4週ごとに計3-5回おこないます。その後はIPLを定期的に続けるか、ビタミンA関連物質であるトレチノインと、美白剤であるハイドロキノンを塗る治療に切り替えるか、または併用します。
トレチノイン治療の期間は3-8か月が目安です。シミだけに、あるいはより広い範囲に外用します。治療開始後約1か月半は発赤・むけなどの刺激症状を伴いますが、この期間もお化粧は可能です。

肝斑

30歳前後の、特に妊娠・出産を契機に両頬に広く左右対称に生じる淡いシミを指します。肝斑と診断されるシミの約半数は、トレチノイン・ハイドロキノン外用が有効です。また、多くの場合、ビタミン剤・トラネキサム酸などの内服が有効です。これらを組み合わせると、およそ8割が改善します。
イオン導入を定期的におこない、ビタミンCなどの有効成分を肌の深部に浸透させると、より効果的です。
治りにくい場合は、Qスイッチ・ヤグレーザーを特殊な設定で軽く照射を繰り返すレーザートーニングを試みることがあります。

そばかす(雀卵斑)

鼻背を中心とした細かい色素斑を一般にそばかすといいますが、厳密には小児期からあるものを指します。
多くの場合、IPL(フォト)治療によく反応します。

老人性いぼ(脂漏性角化症)

やや盛り上がったシミの多くはこれであり、炭酸ガスレーザーで焼灼します。
治療後に色素沈着を残す場合は、トレチノイン治療をおこないます。

太田母斑、異所性蒙古斑

メラニン色素が皮膚の深いところにあるため、Qスイッチレーザー治療が必要になります。

しわ

比較的容易になったシミ治療と比べて、やや困難

重症な火傷を負った皮膚は、時に引きつれてしまいます。このことを応用して、傷跡をつくらず(皮膚の表面を火傷させず)に、深部だけを熱刺激で張りを出そ うというのが、多くのしわ治療機器に共通した原理です。近年、ようやく持続的な効果が得られる治療機器が出現しました。

外用剤による治療

トレチノインは主にシミ治療に用いられますが、肌のコラーゲン産生を高めて、傷んだ弾性線維を取り除く作用があるため、長期的にはしわの改善が期待できます。
その他、ビタミンCなど肌老化を抑える成分があります。これらを含んだスキンケア製品や、イオン導入などと組み合わせて治療します。

IPL(フォト)治療

シミ・そばかす、赤ら顔にも効果のある強力な光を顔全体に照射して、肌を引き締めます。

RF治療

RF(高周波)と超音波を同時に照射し、肌の内側からたるみを改善します。

ホクロ

切除手術

ホクロが悪性かどうか、診断を確定するには切除手術をおこない、顕微鏡で断面を確認する必要があります。
ホクロを切除した場合、約1週間で抜糸が可能です。ホクロのがんの一部は極めて悪性度が高いので、心配しているくらいなら切除することをおすすめします。切除手術は原則として保険診療にておこないます。
万が一切除したホクロが悪性であった場合も、種類によっては当院のみで治療が可能です。

レーザー治療

見た目でがんを疑う特徴が無く、かつ検査を希望されない場合はレーザー治療も選択可能です。当日から洗顔、化粧が可能で、1週間程度でかさぶたになって治ります。

赤ら顔

IPL(フォト)治療

頬の赤い、いわゆる赤ら顔は、皮膚の毛細血管が拡張した状態です。血管(赤血球)に吸収される波長の光を照射することによって毛細血管を破壊し、改善します。
当院では、シミ、たるみにも効果のあるIPLを照射し、内出血にならないマイルドな治療を繰り返すことによって赤ら顔を改善します。ただし、多くの場合計5回以上の治療が必要です。

ニキビ

ニキビの原因

ニキビは、皮脂腺で作られた皮脂が毛穴に詰まって生じます。皮脂分泌が多い思春期のニキビと異なり、成人のニキビは、必ずしも脂性肌(オイリー肌)ではありません。これは主に、過剰な角質が毛穴をふさいでいるのが原因だからです。

保険診療

角質層を薄く整える外用剤を用います。当院では、ニキビ治療はあくまで保険診療を基本としていますが、これが無効な場合は以下のような治療手段があります。

ケミカルピーリング

角質を、薬品で溶かすこと。このようなピーリング作用を持つ洗浄剤をご自宅で使うことによって、ある程度ニキビを抑えることができます。特に、背中や胸のニキビにおすすめします。

イオン導入

イオン導入を行ない、皮脂分泌を抑えるビタミンCなどの有効成分が浸透します。定期的なお肌のメンテナンスとしておすすめです。

サプリメント

ビタミンAは、毛穴内部の角化抑制作用などによって、ニキビに極めて有効です。

毛穴の開き

トレチノイン外用

主にシミ治療に用いるトレチノインは、全体的な肌質改善効果によって、毛穴が目立ちにくくなります。

IPL(フォト)治療
シミ、赤ら顔にも効果のあるIPLを照射して皮膚に張りを出し、毛穴を引き締めます。
イオン導入
イオン導入を行ない、皮脂分泌を抑えるビタミンCなどの有効成分が浸透します。
部位別 治療内容のご案内

フェイシャル

IPL
シミ(日光黒子)を中心に、たるみ、毛穴の開き、毛細血管拡張による赤みを改善します。
イオン導入
肝斑や炎症後色素沈着に有効です。
ニキビに対してマイルドな治療をご希望の方におすすめです。
RF
RF(高周波)と超音波を同時に照射し、しわ、たるみを改善します。
八王子駅前皮膚科のみ

ボディ

RF
お腹、二の腕など、脂肪の燃焼による部分的な引き締めに。手の甲などのたるみに。
八王子駅前皮膚科のみ